#2005-8: オペラ座の怪人
The Phantom of the Opera
ジョエル・シュマッカー
よみうりホール(試写会)
実はこのミュージカル、大好きなのである。大昔ニューヨークに旅行した時、ブロードウェイでこの舞台を観た。確か2番目か3番目に安い席だったにも関わらず、鳥肌が立った。早速次の日にはレコード店に走り、サントラCDを購入したものだ(日本でも解説・対訳付きのサントラが普通に買えることを知らなかった)。
そんなことがあったもので、まさにその舞台の完全映画化という本作も、日本公開が決まった時から心待ちにしていた。そして、一般公開に先駆けて試写会で観ることができる。何たる僥倖であろうか。大いなる期待を胸に会場に乗り込む。報道陣も来ているようだ。ロビーには舞台衣装と思しきドレスが飾ってあり、盛んにフラッシュが焚かれていた。
開映。字幕の担当があの戸田女史ということが最初に出て、一抹の不安を覚えたものの、致命的な誤訳はほとんどなく、時折珍妙な日本語が出てきた程度だった(珍妙な日本語というか、"The Music of the Night"という歌詞がそのまま「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」とカナ書きになっていたのは手抜きだな)。
さらに、ファントムを演じたジェラルド・バトラーという俳優、こいつ歌下手過ぎ。高音が出ていないのを無理に引っ張っている。サントラのマイケル・クロフォードとは雲泥の差、月とすっぽん。だいたいファントムなんて仮面で半分顔が隠れているんだから、顔より歌でキャスティングすべきなのだ(暴論ではあるが半分は当たっていると思う)。ただし、その他の俳優、クリスティーヌ役のエミー・ロッサムやラウル役のパトリック・ウィルソンはなかなか健闘していた。
そして良かった点。本作が舞台版の映画化であることは先に述べた通りだが、実際、非常に忠実に映画化されていた。後で聞いたところによると、シュマッカー監督は舞台版を観たことがなかったそうで、少なからぬ驚きであるが、それでいて舞台版のファンも楽しめる仕上がりになっていることもまた驚きだ。総合評価としてはかなりいい点をつけられるだろう。これでファントム役さえきちんと歌える俳優が演じていさえすればな…(まだ言ってる)。
そんなことがあったもので、まさにその舞台の完全映画化という本作も、日本公開が決まった時から心待ちにしていた。そして、一般公開に先駆けて試写会で観ることができる。何たる僥倖であろうか。大いなる期待を胸に会場に乗り込む。報道陣も来ているようだ。ロビーには舞台衣装と思しきドレスが飾ってあり、盛んにフラッシュが焚かれていた。
開映。字幕の担当があの戸田女史ということが最初に出て、一抹の不安を覚えたものの、致命的な誤訳はほとんどなく、時折珍妙な日本語が出てきた程度だった(珍妙な日本語というか、"The Music of the Night"という歌詞がそのまま「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」とカナ書きになっていたのは手抜きだな)。
さらに、ファントムを演じたジェラルド・バトラーという俳優、こいつ歌下手過ぎ。高音が出ていないのを無理に引っ張っている。サントラのマイケル・クロフォードとは雲泥の差、月とすっぽん。だいたいファントムなんて仮面で半分顔が隠れているんだから、顔より歌でキャスティングすべきなのだ(暴論ではあるが半分は当たっていると思う)。ただし、その他の俳優、クリスティーヌ役のエミー・ロッサムやラウル役のパトリック・ウィルソンはなかなか健闘していた。
そして良かった点。本作が舞台版の映画化であることは先に述べた通りだが、実際、非常に忠実に映画化されていた。後で聞いたところによると、シュマッカー監督は舞台版を観たことがなかったそうで、少なからぬ驚きであるが、それでいて舞台版のファンも楽しめる仕上がりになっていることもまた驚きだ。総合評価としてはかなりいい点をつけられるだろう。これでファントム役さえきちんと歌える俳優が演じていさえすればな…(まだ言ってる)。